肌表面にある網目模様が関係する?
手の甲をよく見ると、網目模様のような凹凸のあることがわかります。
肌には、細かく 溝が走っていて、三角形や四角形の模様が浮き出て見えます。
この溝が皮溝、三角形などの模様部分が皮丘と呼ばれています。この 模様がくっきりと規則正しく並んでいて、かつ三角形や四角形のひとつひとつが小さい肌 は、キメ(肌理)が整っている肌です。
◆キメって何?
肌の表面に走る溝「皮溝」、その溝に囲まれ盛り上がっている部分「皮丘」によって生じた凹凸のこと
模様がきれいに並ぶと、肌表面がツルンと して見えるだけでなく、透明感が増すといううれしい効果も!
ツルンとした素肌を作るのはキメなんです。
さらに、多くの光を取り込んで反射してくれるので、キラキラと輝いて見えたり、ファンデーションののりがよくなったりなどの効果もあります。
そのキメの細かさは、 何で決まる?
「キメが細かいほど肌は美しい」。
そんな言葉を耳にしたことはありませんか? では、キメが細かい肌とは、どういう状態なのでしょう。
それは、皮溝が深くて細く、はっき りしている場合のこと。肌表面の質感がなめらかなのが特徴です。
一方、皮溝が浅く広くなる、ふぞろいにな る、皮溝と皮溝の交差点にある毛穴が大きくなると、肌表面はザラッとして、いわゆるキメが粗い状態に。布地でもキメの細かい絹はなめらかですが、粗い麻はザラッとしていますよね。肌も同じなのです。
キメの細かさは、遺伝もありますが、もともと日本人は、欧米人に比べてキメが細かいほうなのです。